冬の関東のゴルフ場は雪はあまり降らず、
いつも乾燥していて、
コース全体の芝が薄茶色っぽくなるんです。
地面は枯れていて、
それでいて空は青く澄んでいて、
太陽がまぶしいという日が多いです。
お正月を過ぎたある日、
雲一つない青空のお天気の中、
ゴルフ仲間とラウンドしてきました。
ねぇ~、いいお天気でしょ~。
そして楽しいラウンドをしていた時に、
ふと、思うことがあったんです。
あら・・・・・?
この写真のコースを見ると、
真冬なのにフェアウェイだけ
緑って、なんかおかしくないですか?
真冬ですよ。
こんな時期に、
芝生が緑なわけないでしょ~~~~!!!!
(※ちなみに芝の種類によっては
冬でも緑色というものもあります。)
そこで、
フェアウェイだけなぜ緑色なのか
調べてみたんです。
ナント!
フェアウェイだけ緑なのは、
わざと色を付けているんですって!!!!!
え? マジで?
フェアウェイだけ緑色に着色を?????
それって、コースの見た目を
良くしたいだけなんじゃない?
って実は、私ずっとそう思ってました。
だって・・・・、
そういうところでプレーをすると、
ボールには薄~い緑色が付くし、
ゴルフシューズの靴底も緑っぽくなるし、
履いているパンツの裾だって緑になるし、
ただのコースの見た目を良くするためだけに
こんな着色をしてさっ!って思ってたんです。
ホントに見た目だけの問題なんだろうか?
一体なんでわざわざ緑色にするのか?
実は、これには深~い意味があったんです。
フェアウェイを緑色にするのには
実は、いくつもの効果があったんですっ!!!!
コースを緑色にする理由 その1
緑色の薬剤を吹き付けているのは、
もともとの芝生の色を活かしながら、
秋から冬にかけて徐々に芝生が
退色するのを遅らせるという意味がある。
コースを緑色にする理由 その2
緑色に着色することで、
太陽光を吸収しやすくして
雪や霜を溶けやすくする効果がある。
コースを緑色のする理由 その3
緑色に着色することで、
太陽光の吸収率が高まり、
地面が温められるので、
翌年の春には芝生の芽が出るのも早まる効果がある。
コースを緑色のする理由 その4
そして最後にコースがきれいに見える。
緑色にすることで、
ショットをするときに方向が
取りやすくなるという効果もある。
フェアウェイとラフの境目も良くわかる。
へぇ~、こんな効果があるとはねぇ。
フェアウェイを緑色にするのって
こんなにたくさんの効果があったって
知りませんでしたよね。
『緑色の薬剤』とだけ聞くと、
なんだか環境に悪そうって思いますが、
今の薬剤は芝生のことを考えて作られているので、
現在は改良されているんだそうです。
ちなみにこの薬剤を吹き付けることで
ゴルフ場としては50万円~200万円の
費用がかかったりするそうですよ。
ゴルフ場のみなさんも
コース管理するのって大変だってことですね。
この緑色の着色をすることで
芝生のためにたくさんのメリットが
あるんだと思うと、
少しくらいボールが緑色になっても、
ゴルフシューズの底が緑色になっても、
パンツの裾が緑色になっても、
まぁ、仕方ないかと思えるようになるかも???
今度、冬のゴルフ場でプレーするときに
じっくり芝生を見てみてください。
↓こ~んな感じになってますよ。
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