シャンクは絶対に打ちたくない。
それなのに一度出るとなぜか続くんですよね。
どうやって直していいかわからないっていう
負のスパイラルに陥ってしまい、
直し方もわからないまま
どんどんハマっていく人も多いですよね。
でも、なぜシャンクが出るんだろう・・・。
私自身がシャンクしたことで気づいたこと、
どうやってその後出なくなった対処法、
またアプローチだけではなく、他のクラブにもつながる直し方をご紹介していきます。
【目次】
●なぜシャンクが出るのか
●原因①力、入ってませんか?
●原因②手打ちしてませんか?
●原因③スイング急いでませんか?
●シャンクが出ないようにする方法
●なぜシャンクが出るのか
シャンクが出るのは、主に身体の使い方に原因があります。
その影響でアウトサイドインの軌道になることで、
フェース面が開いて、さらに寝て入ってくることで、
カット打ちになり、フェースローテーションもないまま
インパクトを迎えるため、ボールが右にしか行かなくなるということになります。
これはクラブの動きの話ですが、
そこに身体的問題が加わることで、
シャンクが出やすくなると考えています。
●原因①力、入ってませんか?
まず、最初に『力が入り過ぎ』という問題。
特に腕、上半身全体的にガチガチになって打っている状態。
アプローチでトップしたり、ダフったりしてませんか?
長さとしては短いクラブのウェッジなのにかなり力が入ってる人、多いですよね。
力が入ってるからトップ、ダフリが起きやすくなります。
グリーン周りで行ったり来たりしているのは、
無駄に力が入ってしまい、それにより軌道が安定せず、
毎回インパクトで身体が上下に動いたりすることで
再現性が低くなり、結果が悪くなることが原因のひとつと考えられます。
力み過ぎて、自らショットの精度を悪くしてしまっていませんか?
プロゴルファーや上級者のアプローチを見ていると
柔らかく動いているのを見ると思います。
トーナメントの解説でも『柔らかい良いアプローチですね~。』なんて
言っている解説者の方のコメントをよく聞きますよね。
プロゴルファーが両腕に力が入った状態でアプローチや
他のクラブでもしていないですよね。
スイングがきれいに見えるのは、身体が柔らかく動かせている
ということも一つの要因です。
●原因②手打ちしてませんか?
手打ちをするというのは、腕でクラブを動かしているからです。
ただ、力が入っているのは腕だけじゃなくて、
上半身全体でクラブを上げているということなんです。
女子プロゴルファーの方だとわかりやすいのですが、
上半身は細いのに、下半身はしっかりしている方が多いですよね。
実は、上半身はクラブを支えている程度の力しか使わないのに対して、
体幹を使いながら、下半身でクラブを持った状態の上半身ごと、
一気に振りきるために踏み込んだりしています。
男子、女子ともにゴルフは下半身のしっかりした方が多いのは
下半身を使ってスイングをしているからなんですね。
それは、ドライバーとかアイアンとかだけではなく、
アプローチやパターまでもが手打ちではないということなんです。
では、手打ちにすると何がいけないのか。
毎回軌道が毎回バラつき、インパクト時のフェース面もばらつく。
さらに上半身に力が入り過ぎて前傾がキープできず、身体が起き上がってしまう。
力の入った上半身でコントロールをしても、毎回同じ軌道を描けない可能性が
高くなるため、不安定な動きになってしまうんです。
●原因③スイング急いでませんか?
プロゴルファーや上級者は実はゆったりスイングしているんですが、
アマチュアゴルファーのほとんどの方は、なぜか急いで打ってしまいがちですよね。
身に覚えありませんか?
考えてみると全クラブ、急いでる気がしませんか?
ただ、ドライバーでシャンクが出ないけど、
スライスするのはありますね。
では、アプローチだけなぜシャンクするのか。
シャフトが短い分、手で動かせてしまうんですよね。
力んだ上に、急いで打つ。
そりゃ~、軌道もバラバラになって、クラブ自体もスムーズに
振れなくなれば、シャンクという結果になる可能性は高いです。
●シャンクが出ないようにする方法
とにかく一番最初にやらなければならないのは力を抜くことです。
力を抜くのは特に上半身全体です。
それをしないとクラブの重さを使って振ることができず、
振り子の運動ができないということなんですよね。
なぜ、振り子の動きかというと、再現性を高めたいから。
毎回腕力で動いていたら、クラブの動きはバラバラ。
それを防ぐための振り子なんですよね。
ウェッジはもちろん、その他全部のクラブは全て
振り子の動きをすることで、ミート率がアップします。
ウェッジは他のクラブの中でも長さが短いので、
腕力でも十分操作できてしまいますが、
逆に操作でき過ぎてしまって、身体全体が起き上がり、
グリップはヘッドよりも先に行ってしまい、
シャンクが起こります。
まずはグリップを軽く握る程度にして、
その状態から体幹を使うことで
上半身の力を抜くことができます。
それにより、身体の起き上がりがなくなるので、
グリップ側がきれいにローテーションするようになり、
結果的に柔らかいショットになることで、
ゆったり振ることができ、シャンクしにくくなります。
とにかく、力を抜いて、ゆったりとスイングしてみてください。
途端にシャンクから解放されますよ。
ぜひ、お試しくださいね。