今まで使用していなかった9番ウッドを増やしました。
今使用している他のウッドと今回の9番ウッドと全部同じメーカー、同じ種類のヘッドとシャフトです。
よくもまぁ、こんなに同じものをそろえたよなぁと思うくらいのクラブセッティングになってます。
テーラーメイドの初代グローレシリーズです。
ドライバー、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッド、そして新しく9番ウッドが仲間入り。
アホみたいに同じクラブばっかりです。
でもどのクラブを持っても同じ感覚で打てるように全部揃えたんです。
7番ウッドや9番ウッドは男性の方はあまり使用しないと聞いたことがあります。
シニアや女性の方が使用するクラブだと思われていたそうです。
でも見栄を張ってもしょうがない。
使いやすくて、それによってスコアが出せればそれでいいんだと思うんですね。
前に片山晋呉プロが7番ウッド、9番ウッドを入れたときのことをトーナメント中継で解説者が
話していたのをすごく覚えています。
私は今より全然んへたくそだったし、ゴルフをそんなに深く知らなかったころのことなので、
そんなことが大きく取り上げられる意味が解らなかったんですけど、
男性は使わないってところを片山晋呉プロは使っているってことに注目されていました。
それを聞いていて『へ~~、なんでだろう。』くらいにしか思ってなかったんですが、
今思うと結構すごい出来事だったんだなぁって思います。
それからは他の男子プロも使用するようになってきたそうですよ。
私の9番ウッドは25度。
私の4番ユーティリティも25度。
なのにクラブに一緒に入れているというこのセッティングってなんぞや?と思うかもしれないのですが、
これが結構違う役割なんですよね。
9番ウッドの飛距離としては155ヤードから160ヤードくらいで使用するクラブとしています。
4番ユーティリティの飛距離としては150ヤード。
同じ度数でもこの飛距離の差があります。
そして同じような距離からなのに、ライによって使用するクラブが変わってくるってことなんですよね。
これって私にとって結構重要なポイントなんです。
フェアウェイからならどちらのクラブも使用できるので問題ないんですが、
ラフからのショットになるとやっぱりユーティリティが使いたいし、
ラフからでもボールが見えているようなら9番ウッドを使いたいし・・・という選択が出てくるんですよね。
そしてそれに加えて、風の影響です。
もし同じような距離を打つのに、アゲインストの風なら9番ウッドだし、
フォローの風ならユーティリティだし・・・・。
な~んて、いろいろ使い分けたいので、このセッティングにしてみたんです。
まだコースで1度しか使ってないのですが、結構この微妙な選択が必要だったりするんですよね。
床屋さんとか美容師さんがいろんハサミを使い分けたり、
大工さんがいろんなトンカチとかかんなとかを使い分けたり、
歯医者さんがいろんな機械を使い分けたり、
料理の職人さんがいろんな包丁を使い分けたりと、
やっぱりみんな同じようにいろんなものを微妙な加減で使い分けてるんだろうなぁって、
自分がクラブを選ぶときにふと思うことがあるんです。
どんなライで、どんな風向きで、どんな距離で、どんな打ち方で・・・・・
な~んて考えてクラブをどれにしようか考えて、
自分がまるで職人さんにでもなったような感じで選んだりして。
そして選んだクラブでショットをするゴルフってなんだかとっても面白いなぁって思ったりすることがあります。
そう考えると道具がたくさんあるゴルフって他のスポーツでは味わえないことがあったりして、
不思議なスポーツだなぁって感じがしますよね。